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建設用ロボット

construction robot

 在来の建設機械に自動制御,遠隔操作,無人運転を付加したものや,人力作業を代替する新たなコンセプトに基づくロボットや一連の作業工程をシステム化した自動化施工を含む.建設産業においては,熟練工の不足,停滞する労働生産性,労働災害の多発など構造的問題を解決する手段として建設ロボットへの期待が大きいため,建設会社自身によって積極的に研究開発がなされている.建設工事は土木と建築に大別される.土木はダム,トンネル,道路,橋りょうなど多岐にわたり,その都度地形,地質,天候などの自然条件が異なる.建築は構造上S(鉄骨造),RC(鉄筋コンクリート),SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)の三つに分類され階ごと繰返し作業となるが,工程は細分化され狭い空間での手作業が中心となる.これらのことから建築用ロボットに求められる機能を整理すると次のようになる.①自己位置を認識しロボット自ら移動できること.②機器の防じん,防水,防振性が高いこと.③ハイパワーであること.④異なるいくつもの作業を行うためツールやプログラムの変更が容易であること.⑤搬入に当たっての制限が多いため小型,軽量であること.⑥高精度な位置決めのためのセンサを必要とすること.すでに実用化されているロボットには,コンクリート吹付け,石積,床仕上げ,内装などの単体のものからシステム化したビル施工がある.