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非真円ジャーナル軸受

non-circular journal bearing

 真円ジャーナル軸受の断面形状が同一中心,同一半径の単一円弧で構成されるのに対して,非真円ジャーナル軸受は通常,半径は同一であるが曲率中心位置が異なる別々の円弧で構成され,多円弧軸受とも呼ばれる.360°の全円周が水平分割面で上下二つに分けられ,上半パッドの中心は水平分割面より下へ,下半パッドの中心は逆に上へそれぞれ移動した軸受を二円弧軸受,だ円軸受,あるいはレモン形軸受という.各パッドの中心を水平方向に互いに移動した軸受をオフセット二円弧軸受という.ほかに,全円周を,異なる中心を持つ三つの円弧に分割した三円弧軸受,四つに分割した四円弧軸受がある.いずれも高速回転機械に使用され,流体潤滑状態で運転される.真円ジャーナル軸受を使用する回転機械では,運転速度が軸の曲げ一次危険速度の2倍程度になるとオイルホイップとよばれる回転軸の自励振動が発生し,これが一つの運転限界速度となるが,非真円ジャーナル軸受はこの限界を高めてさらに高い回転速度まで安全に運転できるよう考案されたものである.

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