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SD法

semantic differential method

 意味差分法といい,ある対象の持つ印象やイメージを定量的に調査するために用いられる.印象やイメージという漠然とした心理反応を,多次元の意味空間ベクトルとして表せるとの仮定に立って印象・イメージを尺度化する.実際の方法は,あらかじめ比較的独立と思われる印象・イメージ用語を選び,反対語のある用語はそれをペアで,反対語のない用語は肯定と否定で左右に置き,その間に間隔尺度を与え,目的とする対象について被験者に用語ごとに尺度上で主観評価してもらう.用語は通常10~20程度とする.調査の結果は多次元空間の1点として表されるが,通常は図のように各次元を併置し,わかりやすいよう折れ線で結ぶ.これをその対象のイメージプロフィールと呼ぶ.印象・イメージを間隔尺度で扱うことの妥当性については議論がある.

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17/1001088.txt · 最終更新: 2017/07/19 08:50 by 127.0.0.1