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研磨布紙加工

coated abrasive processing

 研磨布紙とは従来,綿布やクラフト紙などのたわみ性シート状基材表面に研磨材を塗装した研磨工具をさしていたが,近年ではポリエステルフィルムに微粉砥粒を塗装した研磨あるいは研磨フィルムテープ,研磨不織布なども含めての総称になっている.この研磨布紙を工具として用いる加工法を,研磨布紙加工と総称する.研磨布紙は砥石のようなbonded abrasivesとは対極的な研磨工具であり,たわみ性と工具作用面の広さ,およびスローアウェイ性をその特徴とする.この研磨工具の形状は,シート,ディスク,ベルトに大別される.研磨布紙シートを用いるのはおもに手作業である.一方,研磨布紙ディスクはディスク研磨盤,研磨布紙ベルトはベルト研削盤に装着し,機械的に研磨作業が行われる.これらの中で研磨布紙加工の代表はベルト研削である.ベルト研磨機は次の三機種に分類できる.①プラテン型,②コンタクトホイール型,③フリーベルト型.研磨布紙加工が対象とする材質は実に多彩であるが,金属加工と非金属加工に大別される.そして,その研削・研磨性能の高さを利して,特に難削材の加工にその威力を発揮する.例えば,金属;鉄,ステンレス,インコネル,チタン,真ちゅう,アルミニウム.非金属;木材,ガラス,セラミックス,プラスチック,カーボン,紙,ゴム.その加工目的としては,ヘアライン加工,メカニカルディスケーリング,ばり取り,傷取り,黒皮取り,輪郭・曲面研磨,テクスチャリング,塗膜面の仕上げ,表面磨きや加飾研磨などがその代表として挙げられる.