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放電加工機

electrical discharge machine

 放電現象を利用して工作物を加工する工作機械.加工原理は,鉱油や脱イオン状態の水などの加工液中で,電極と工作物間にパルス状の50~300V程度の電圧を印加し,放電を繰返し発生させ,放電による溶融現象と冷却による溶融部の飛散現象を繰返すことによって,加工部を除去する.電極形状を工作物に転写する目的の形彫り放電加工機と,直径0.03~0.3mmの線状電極による,輪郭形状の加工を目的としたワイヤ放電加工機に大別される.電極と工作物の間げきを0.005~0.2mm程度に保持するためのサーボ制御機能を有し,放電現象を繰返し発生することができる.また放電エネルギーを変えることによって加工部の表面粗さを調節する.形彫り放電加工機の電極材質は,銅,グラファイト,またワイヤ放電加工機の電極材質は,黄銅が一般に用いられる.加工が工作物の硬度に影響されない特徴があり,主として金型の加工に利用されている.最近は,あらかじめ作成したNC加工プログラムを数値制御装置に入力し,自動的に加工を行わせるNC放電加工機が大半を占めている.