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APT

automatically programmed tools

 1950年代にアメリカMIT(マサチューセッツ工科大学)で開発された世界初のNC自動プログラミングシステムで,その後も改良が続けられ,APTⅣにまで進展している.NC自動プログラミングシステムは,数値制御(NC)工作機械を制御するためのNCコードを,コンピュータの支援により作成するシステムである.APTは,加工部品の形状データに基づいて,工具径路の幾何学的軌跡を自動創成することに主眼をおいており,複雑な曲面を多く含んだ航空機用部品などのNCコード作成のように,手計算では非常に煩雑となる作業をコンピュータで支援することをおもにねらっている.APTにおいては,APT言語と呼ばれる言語を用いて,加工形状の定義とその形状に対する工具の動かし方などの指示を行う.それにより,システムはCLデータを出力する.このCLデータをポストプロセッサで処理することにより,対象とするNC工作機械用のNCコードが作成される.この設計思想は,その後に開発されたNC自動プログラミングシステムの基礎となっている.実際のNCコード作成に際しては,工具径路のほかに,作業の種類と順序,使用工具,加工条件などの加工技術に関する設定が必要となるが,APT系のNC自動プログラミングシステムでは,この部分に関してコンピュータが支援するしくみを作るには,あまり向いていない.