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ケーブルクレーン

cable crane

 二つの支点間にかけ渡したワイヤロープ(主索)を軌道としてトロリが横行するクレーンである.支点の支持形式により固定式,走行式および軌索式に分かれる.固定式は両支点が固定され,走行式は両側走行型,片側走行型,傾動型があり,支点の塔がレール上を移動する.軌索式は支点がロープ上を移動する.おもな用途はダム工事用で,ほかに橋りょうの架設,機械の組立や,原木など貨物の運搬に使われる.定格荷重はダム用で数tから25tの範囲にあり,スパンは200mから600m台が多いが,固定型で1.2kmのものもある.

20/1003566.txt · 最終更新: 2017/07/19 08:50 by 127.0.0.1