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短距離離着陸機

STOL aircraft(short take-off and landing aircraft)

 離着陸時に揚力を増大するシステムを装備して離着陸距離を450mないし900m程度に短縮した飛行機(固定翼航空機).自重を支える揚力は速度の二乗に比例するので,通常の航空機は低速となる離着陸時には迎え角を増して必要な揚力を得ている.短距離離着陸機の揚力増大方式は大別して二通りで,多段のフラップを装備する機械式とプロペラの後流やジェットの排気をフラップなどで下方へ偏向する動力式とがある.前者の装置は通常の航空機の離着陸距離短縮の手段としても常用されている.我が国が技術開発したファンジェットSTOL実験機「飛鳥」は後者の方式で,主翼上面に沿わせたジェット排気をコアンダ効果を利用して下方へ偏向している.