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飛行シミュレータ

flight simulator

 飛行シミュレータにはパイロットの操縦訓練・技量審査用と航空機の研究開発時の飛行性評価用があり,台数的には訓練用が多い.どちらの装置の構成もほぼ同じで,パイロットが乗る操縦席部,窓から見える外部視界を模擬するビジュアル装置,パイロットに航空機の動きを体感させるモーション装置および飛行運動計算を実時間処理する計算機システムからなる.訓練用操縦席部は教官席を除いて実機とまったく同じ装備の構成となっている.研究開発用では評価目的に応じて計器板など変更できるようになっている.ビジュアル画像はディジタルデータを処理して毎秒60枚の画像更新レートで作画し,光学装置を介して窓から見せる.訓練用では実機の運動をそっくりに模擬し操縦訓練を行う.実機では危険で訓練しにくいことも可能である.現在はパイロット操縦訓練の90%は飛行シミュレータで行うことができる.また研究用では飛行操縦性,安定性などの評価のほか,実搭載機器を接続した試験も行われる.なお軍用では戦闘訓練,戦術訓練などにも利用される.