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車両の前輪だけではなく，後輪も操舵すること．目的は二つあって，①高速での操縦性や安定性の向上と②低速での小回り性の向上である．①の目的のものが多いが，①②を兼ね備えたものもある．①には舵角の情報で操舵するものと，ヨーレートなどの車両の状態に応じて操舵するものがある．2種類とも操舵応答の改善に効果があるが，車両の状態に応じて操舵するものは横風などの操舵以外の入力に対しても効果がある．
