最適構造設計を代表する三つの問題のうちの一つ．はりや薄板で構成される対象構造物を設計変更する場合，最適化のための設計変数として，はりの場合は断面形状，薄板の場合は板厚を選ぶことが多い．これらの変数は有限要素法などを用いて解析をする場合，要素に対して記述される物理定数のみですむ場合が多く，モデルの形状や位相を変更する必要がないため簡便である．このようにはりの断面定数や薄板の板厚を設計変数にとる最適化を寸法最適化問題または簡単に寸法問題という．