旋回

swirl

 軸回りの流動.スワールともいう.混合を促進したり,循環流を発生させて火炎を安定化する目的で利用される.多噴孔バーナや多孔噴射弁から燃料を噴射する場合,燃料噴流回りの空気は噴流に誘引されて利用されるが,噴流と噴流の間を流れる空気は素通りして,利用されない.空気流に旋回をかけると,利用率を上げることができる.さらに旋回を強くすると,中心部に生じる負圧によって循環流が発生する.これは火炎の安定性を大きく向上させる.旋回の強さはスワール数で表現される.流れに旋回をかける羽根をスワーラと呼び,軸流形と半径流形とがある.