ガソリン

gasoline

 原油を精製した石油製品のうち,240℃までに96%以上が留出し終わる軽質成分をナフサ(粗ガソリン)というが,それを火花点火機関に適するように,分留性状やオクタン価を調整した製品をガソリンと呼ぶ.沸点範囲200℃以下,比重0.65~0.75,高発熱量46.1MJ/kgである.自動車用と航空用とがあり,前者はオクタン価95以上の1号(プレミアム級)と85以上の2号(レギュラ級)が規定されている[JIS K 2202].