LTOサイクル

LTO cycle

 航空機の離発着サイクルを模擬したもので,タキシー/アイドル,進入,下降,上昇,離陸の五つの運転モードに対するエンジン運転時間(分)とエンジン出力(離陸時を100とする比率)が決められている(EPAではタキシー/アイドル時のエンジン出力のみメーカ指示値,ICAOではすべて規定).このサイクルは,航空機エンジンの大気汚染物質の排出量を比較するために使用され,各運転モードでの排出量の合計がサイクル当たりの排出総量となる.排出量基準は,EPA(アメリカ環境保護庁)およびICAO(国際民間航空機関)がそれぞれ独自に設定している.