アジマス記録

azimuth recording

 記録トラックに対する磁気ヘッドのギャップの角度の90°からのずれ量をアジマスと呼び,隣接するトラックを記録・再生する二つの磁気ヘッド間で相対的にギャップのアジマスを+θ,-θ傾斜させることにより,お互い2θの角度差を持たせ,アジマス損失を利用して隣接トラック間の影響(クロストーク)を減少させる記録方法.従来は隣接トラック間に未記録部分(ガードバンド)を設けて,クロストークを防止していたが,この記録方法ではガードバンドを設ける必要がなく,記録密度を上げることができる.