限界ゲージ

limit gage

 機械工作で穴または軸を作るための検査の基準とするもので,穴または軸の最大許容寸法を基準とした測定端面と最小許容寸法を基準とした測定端面とを持つゲージ.穴では最小許容寸法を基準とした測定端面のある部分を通り側,最大許容寸法の端面のある部分を止り側という.軸ではその逆である.穴用には主として円筒形プラグゲージ,板プラグゲージ,棒プラグゲージなどが,軸用にはリングゲージ,はさみゲージ等が用いられる.ゲージとハンドルとを組立てる方法によって,テーパロック型とトリロック型とがある.