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ひずみゲージ

strain ga(u)ge

 材料に生ずる微小なひずみを電気信号として検出するもので,金属抵抗線またははく,半導体などの電気抵抗がひずみによって変化する現象を利用した電気抵抗ひずみゲージがよく用いられる.アドバンス合金などの抵抗材料を格子状に加工して薄いベース上に接着し,両端に引出線をつけたものが抵抗線ひずみゲージであり,抵抗線の代わりに非常に薄い金属はくをエッチングして作ったものがはく(ひずみ)ゲージである.ひずみを電気量に変換して測定するので,遠隔操作や記録化が容易で,静的および動的ひずみはもとより,塑性ひずみも測定することができる.一般に,金属細線の抵抗Rは長さをL,断面積をA,比抵抗をρとすれば,RρL/Aで,ひずみεによる抵抗変化ΔRΔR/RKεの関係があり,Kゲージ率という.格子の長さをゲージ長といい,0.1~10mmオーダで,細線の直径は0.02mm,Rは60~1000Ωの範囲であり,120Ωのものが多く使用される.また,温度の影響を除去するためにホイートストンブリッジの隣合う二辺をアクティブゲージで構成する方法やその一辺のゲージをダミーゲージとして用いる方法が利用される.なお,二方向以上のゲージを組合せた多軸ゲージ(ロゼットゲージ)を用いれば,多軸応力状態の応力解析も容易に行える.【ひずみ測定器半導体ひずみゲージ

07/1010730.txt · 最終更新: 2023/02/17 10:58 by 127.0.0.1