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異種の金属材料を接触させて高温度に加熱するとき,それらの界面において原子の相互拡散に基づく質量の移動が行われる.この結果,それぞれの金属の拡散速度の違いから,拡散速度の早い金属側に空洞が残される.このような現象を最初に発見したKirkendallの名をとってカーケンドル効果と称している.これによって,拡散現象は原子空孔を媒介として行われることが分かる.Cu-Ni,Cu-Ag,Ag-Au,Ag-Pd,Ni-Co,Ni-Auなど多くの組合せで観察されている.