ユーザ用ツール

サイト用ツール


クロム当量

chromium equivalent

 ステンレス鋼溶接金属中のフェライト量や凝固モードを予測するために用いられる組成パラメータで,Crを1とし,フェライト形成元素であるSi,Mo,Nbなどの元素のそれぞれの係数をかけたものの和として表される.例えば,シェフラーの組織図およびディロングの組織図におけるクロム当量は,Creq=%Cr+%Mo+1.5×%Si+0.5×%Nbで表される.また,ステンレス鋼の溶接金属の凝固モードを予測する場合に用いられるクロム当量はCreq=%Cr+%Mo+1.5×%Si+0.5×%Nb+2×%Ti,もしくは,Creq=%Cr+0.8×%Mo,Creq=%Cr+%Mo+0.3×%Si,などが用いられる.

08/1003452.txt · 最終更新: 2017/07/19 08:48 by 127.0.0.1