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低炭素鋼を炭素を供給する媒介物質中で加熱し,表面層の炭素濃度を高める表面硬化法の一種で,焼入処理を伴うため浸炭焼入処理とも呼ばれる.硬化部をcase,中心部をcore,表面から550HVの硬さまでを有効硬化深さという.表面の耐摩耗性と靭性の高いことことを要求される部品に使用され,S20CKなどは浸炭処理用に開発された鋼種で,はだ焼鋼と呼ばれる.浸炭処理法には固体,液体およびガス浸炭法があるが,最近では作業性に優れ大量生産に適するなどの理由でおもにガス浸炭法が用いられている.