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粘度は水程度で流動性に富むが，分子が一定の方向に配向しており，固体と液体の中間状態にある物質をいう．高温では，通常の液体と同様の挙動を示すが，ある転移温度以下では光学異方性を示す．温度や電圧などの刺激で配向状態が変わる．これを利用したディスプレイはブラウン管方式のものと置換わりつつある．配向状態の変化によってそのレオロジー特性は変化する．印加電場が強くなるにつれて見掛け粘度が増加するため，ダンパなどに応用することが検討されている．
