目次
計算力学 バイオエンジニアリング 環境工学 産業・化学機械と安全 宇宙工学 技術と社会 材料力学 機械材料・材料加工 流体工学・流体機械 熱工学 エンジンシステム 動力エネルギーシステム 機械力学・計測制御 ロボティクス・メカトロニクス 情報・知能・精密機械 機素潤滑設計 設計工学・システム 生産加工・工作機械 FA(ファクトリーオートメーション) 交通・物流 マイクロ・ナノ 編集委員・執筆者
直管内を流れる導電性流体にに対し,壁に垂直な一様磁場を印加すると磁場方向に速度分布が平たん化される現象をいう.壁が電気的に絶縁性の管路では,流速の大きな主流部で誘導された電流は流速の小さな管壁付近を流れて還流し,断面内で一対の渦電流を形成する.その際,電流と磁場との干渉により,主流部では流れを減速する向きに,管壁付近では加速する向きに電磁力(ローレンツ力)が作用し,このような速度の平たん化が現れる.