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異常燃焼
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====== 異常燃焼 ====== ==== abnormal combustion ==== {{tag>..c11}} 火花点火機関の正常燃焼は,シリンダ内燃料-空気混合気が,所定の場所,時期に,電気火花により強制点火され,火花伝ぱによって燃焼が進行し,完了するものである.これ以外が異常燃焼であって,火花ノック(ノック)と[[11:1010931|表面着火]]に大別される.表面着火とは,点火電極,排気弁,燃焼室たい積物などの高温熱面により,正常火炎の到達する前に火炎を発生させる現象であり,その時期が正規の火花点火時期以前に起こるのを[[11:1011486|プレイグニッション]]([[11:1002163|過早着火]]),以後に起こるのを[[11:1012187|ポストイグニッション]]という.点火電極付近の熱面が着火源となるプレイグニッションでは,着火時期が進むにつれて熱面温度が上昇し,着火時期がさらに早くなり,ピストンの焼付きや溶損を引起こすことがある.これを暴走表面着火という.高温熱面や前サイクルの残留ガスが着火源となって,電気火花を止めた後も燃焼が続くことがある.これを[[11:1013255|ランオン]]という.熱面による着火の時期が早くなるとノックが発生する.これをノック性表面着火という.このノックによりさらに表面着火が助長され,不規則な金属音が発生することがある.これをワイルドピングという.複数の箇所で表面着火が起こると,ノックは生じないが圧力上昇率が非常に大きくなり,比較的低周波の音響を伴い,機関の運転が荒れてくることがある.これをランブルという.火花ノックについてはノックの項を参照のこと.【[[11:1009873|ノック]]】 ~~NOCACHE~~
11/1000482.txt
· 最終更新: 2017/07/19 08:49 by
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