所定の条件で運転している蒸気タービンおよびガスタービンの調速装置に対して，負荷を急に遮断した場合の作動状況を確認する試験をいう．この試験を実施することにより，負荷遮断後に到達する最大回転数および最大回転数までの時間，最大回転数到達から減衰して落ちつく整定速度までの時間，負荷運転時の定格回転数に対する瞬間最大回転数，および整定速度のそれぞれの割合から調速機の性能を判断することができる．調速機および蒸気加減弁操作装置では，定格出力から瞬時に遮断した場合でも，タービントリップ設定回転数までには上昇させてはならない．