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MHD発電の中でも,作動流体に1mol%程度のカリウムの化合物(炭酸カリウムなど)を添加(シード)した燃焼ガスを用いる方式で,熱電離により発電に十分な導電率を得るために燃焼ガスの温度を2500~3000Kにする必要がある.この方式では,発電機を出た作動流体がボイラや予熱器を経て大気に放出されることから開放形(オープンサイクル)MHD発電と呼ばれる.石炭を直接燃焼したものを作動流体とすることができ,また燃料に含まれる硫黄分はシード物質との化合物として除去できる利点を持つ.