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構造物が振動する場合に、主構造体の減衰係数は一般的に正であるが、流体流れの効果等により付加して作用する減衰係数が負となる場合がある。この付加減衰と構造系の減衰との和が負になる状況を負減衰という。一般に負減衰が生じると、構造物の速度と同じ向きに力が作用し、時間的に振動系にエネルギを供給して、振動振幅が時間的に指数関数的に大きくなる。これを自励振動と呼び、大振幅の持続的振動の原因となるため、構造物の疲労等による損傷の原因となる。