工作物を把持する場合,その中心が自動的に定まるような構造を持つ半径方向のしめつけ具(チャック).本体内部に回転する渦巻状の溝があり,その溝にマスタジョウと呼ばれるブロックがはまっている.渦巻部分が回転するに従い,このマスタジョウ(通常3個)が同期して中心方向に対して出入りする.このマスタジョウの上にトップジョウと呼ばれる実際に工作物を把持する部分がボルト固定されている.トップジョウには焼きの入ったもの,生材で切削加工により把持直径を調整できるもの(生爪という)がある.おもに手動で調整されるものが多い.