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20:1005147 [2017/07/19 08:50] – 作成 - 外部編集 127.0.0.1 | 20:1005147 [2023/02/27 19:52] (現在) – [earthquake emergency operation] tld07 | ||
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- | エレベータの地震対策の一つで,地震感知器との連動によってエレベータをできるだけ早期に最寄階に停止させる運転.これは乗客の安全を図り,機器の損傷を防止することを第一の目的としている.また,いったん最寄階に停止したエレベータは,地震後においては機器に損傷がないかぎり,遅滞なく運転を再開させることが要求される.地震管制運転は,建築基準法上の義務づけはないが,地震時および地震後の二次的な災害防止のためにもその設置が望ましい.なお,東京都建築安全条例では1987(昭和62)年の改正により,5階以上の階に乗場を有するエレベータに,設置を義務づけている. | + | エレベータの地震対策の一つで,地震感知器との連動によってエレベータをできるだけ早期に最寄階に停止させる運転.これは乗客の安全を図り,機器の損傷を防止することを第一の目的としている.また,いったん最寄階に停止したエレベータは,地震後においては機器に損傷がないかぎり,遅滞なく運転を再開させることが要求される. |
+ | 2009年から,主要動(S波)が到達するよりも早く発生する初期微動(P波)を検知するP波感知器による地震時管制運転が標準となった.また,エレベータの安全装置が動作した場合に一旦緊急停止させるが,停止後安全装置が正常状態に復帰したことが確認できた場合には,最寄階まで走行できる閉じ込め時リスタート運転が導入されている.近年では,ロープ類の長尺物が振れて損傷するのを防止し,乗客の閉じ込めや二次被害を抑制するために,長尺物振れ管制運転を高さ120m超えの建築物に設置されるエレベータに導入している. | ||
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