ユーザ用ツール

サイト用ツール


立体自動倉庫

automated storage, retrieval system

 立体的に配置した棚に商品を保管し,それをクレーンにより自動的に取出す無人化倉庫.立体自動倉庫は棚とクレーンとからなり,棚の列と列との間にクレーンが走行する.クレーンは,門型または一本柱型のフレーム,上下に昇降する荷台および荷台に組込まれたフォーク装置とからなり,上下左右の棚から荷物を取出すことが可能.棚の高さは,数mから30mまでが一般的である.構造面からは,屋根・壁を棚に直接に取付けた一体型と,通常の建築物の中に棚とクレーンのユニットを置く分離型とがある.前者は建築基準法の扱いを受ける.用途面からは,原材料や中間製品を一時的に保管する工程間用中小型倉庫(分離型が多い)や工場で大量生産された製品を保管する大型倉庫(一体型が多い)などがある.自動倉庫の用途は,危険物用,冷凍食品用,特殊雰囲気下での果物保管用など広がりつつある.

1013371_01.jpg

20/1013371.txt · 最終更新: 2017/07/19 08:50 by 127.0.0.1