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RDE

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 欧州においてはディーゼル車を中心に実走行時のNOxが低減されず,依然として大気環境が改善の兆しを見せていないという問題意識から,ガソリン車も含めて2017 年9 月からLDV(軽量乗用車:Light Duty Vehicles)を対象に新たな排出ガス規制として,実路で排気ガスを計測するRDE(リアル ドライビング エミッション:Real Driving Emission)規制を導入している.さらには,2015 年のフォルクスワーゲンによるディーゼル車の排出ガス不正が発端となり,リアルワールドを評価する試験方法として,実路走行中の排気ガスを計測するPEMS(車載排出ガス分析計:Portable Emissions Measurement System)を用いた評価方法を採用している.これにより,実路を評価する評価運転条件としては急激な加速・登坂・高速走行が加えられるため,ほぼ全域での出力領域が対象になる上,走行環境として標高の高い走行や,冷暖様々な外気温に対応する環境条件も幅広く設定された規制内容となっている.これら従来の台上試験での特定条件に対してより広い条件範囲において,燃費性能や出力性能と両立させる排気ガス対策技術の確立が,エンジン開発において求められることになる.