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第12回 国際競争力の強い日本の工作機械

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-36/

自動車と並んで国際競争力が強いと言われる日本の工作機械であるが、その強さを輸出特化係数の過去からの推移と国際比較、ドイツの輸出入構造との比較を通して考えてみた。 工作機械の輸出特化係数の推移 まず日本の工作機械の国際競争力の推移を見ることにしよう(表1)。これをみると、2000年…Read More

第12回 熱機関のサイクル

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-30/

1. はじめに 本稿では,熱機関の理論サイクルをエクセルギーの観点で考察することで,エネルギー資源を効率的に利用するための考え方を理解する。 2. 熱機関のサイクル 車や発電機など様々な熱機関について検討するとき,そのサイクルを理想化し単純化した理論サイクルを用いることが多い。一…Read More

そこにビジョンと情熱はあるか?-連載『令と和の産学連携』を振り返って-

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-32/

そこにビジョンと情熱はあるか? -連載『令と和の産学連携』を振り返って- グローバル化やテクノロジーの急激な発展、少子高齢化の進行などが要因となり、従来の産業構造やビジネスモデルが大きく変化しつつあるなか、日本の企業は新たな産業や市場を創出していくための変革に迫られている。こうし…Read More

第11回 エクセルギー

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-30/

1. はじめに 本稿では,熱として物質から取り出されるエネルギーの価値を判断するための優れた指標であるエクセルギーについて知り,基本的な計算方法を理解する。 2. エクセルギーの考え方 熱機関は熱を仕事に変換する装置であるため,熱機関の性能を考えるとき,投入する熱量あたりの仕事が…Read More

(株)ホリゾン “ほぼ内製”を武器に世界トップの製本FA機器メーカーへ

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-32/

日本にはこんなすごい会社がある! 製本工程を自動化する「製本FA」分野で世界のトップシェアを誇るホリゾン。終戦間もない1946年に電気器具の試作・修理を手掛ける会社として創業し、以後、地震計や電子計測器など理化学機器のメーカーへと成長していった。様々な機器を手掛けて製造技術を習得…Read More

生活者や地域を巻き込んだ産学民連携プロジェクト -早稲田大学×ブリヂストン「W-BRIDGE」の軌跡を追う-

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-34/

環境問題という地球規模の課題解決に向け、早稲田大学とブリヂストンは2008年7月から約13年間にわたり連携研究プロジェクト「W-BRIDGE」を実施してきた。W-BRIDGEの特徴は、従来の産学連携を一歩進め、環境NGOや市民団体をはじめとする地域の生活者までも巻き込んだ「産学民…Read More

第11回 Open Access Publishing オープンアクセス出版を知る

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-36/

Tips for Academic Publishing アクセプトに繋げる論文投稿&学術出版の豆知識 オープンアクセス出版を知る 学術出版業界において最も注目を集める話題の1つに、オープンアクセス(OA)があります。OA出版は研究者に複数のメリットをもたらしますが、その…Read More

第11回 日本の国際競争力は強いと言えるのか

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-38/

日本の自動車、鉄鋼や工作機械の国際競争力は強く、今後とも期待されている産業である。国際競争力とはいかなるものか、輸出比率の国際比較、各国の輸出構造、日本の産業の国際競争力比較を通じてその実態を見ることにより国際競争力を考えてみる。 日本は輸出大国ではない 日本は輸出大国ではない。…Read More

第10回 エントロピーによる熱力学第二法則の解釈

No.1223, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1223-26/

1. はじめに 本稿では,温度とエントロピーの関係を図示した$T$-$S$線図により,視覚的に熱量のやり取りを理解するとともに,エントロピーを用いて熱力学第二法則を表現することにより,熱力学第二法則の理解を深める。 2. T–S線図 理想気体の状態変化やカルノーサイク…Read More

「次世代光」を軸とした分野融合で新しいものを生み出す-徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所-

No.1223, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1223-28/

※ポストLEDフォトニクス:目に見えない次世代光(深紫外光、赤外光、テラヘルツ波)の実用光源開発とその応用開拓を行っていく研究 青色発光ダイオード(LED)発祥の地、徳島県。2005年には、LEDをはじめとする光関連産業の集積を目指した「LEDバレイ構想」を策定し、策定時わずか1…Read More

第10回 Predatory journals and how to identify them

No.1223, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1223-30/

Tips for Academic Publishing アクセプトに繋げる論文投稿&学術出版の豆知識 ハゲタカジャーナルの見分け方 研究者はしばしば、一見すると本物と思われるジャーナルから、論文の投稿を促すメールを受け取ることがあります。ジャーナルの名前は見覚えがあり、…Read More

第10回 民間設備投資(2)-工作機械の受注の動きは加速度原理で説明できる-

No.1223, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1223-32/

今回は調査機関が行う設備投資アンケート調査と、民間設備投資の動きを実態面および理論面からうまく説明できる理論である加速度原理を紹介する。 設備投資アンケート調査 設備投資アンケート調査には、大企業を対象とした日本経済新聞社、日本銀行、日本政策投資銀行の調査、中小企業については日本…Read More

工夫を重ねて

No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-42/

2019年度日本機械学会賞(論文) 「溶射プロセスをモデル化したろうの滴下実験による急冷ひずみの測定」 天野 歩、阪口 基己、黒川 悠、岡嶋 芳史、井上 裕嗣 DOI: 10.1299/transjsme.17-00377 このたびは、日本機械学会賞(論文)を頂きまして大変光栄に…Read More

フィンランドでの自然と時間

No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-43/

私は、2019年9月までフィンランド・ヘルシンキ大学にて学振特別研究員として研究活動を行い、2019年10月より、京都大学にて研究を進めさせていただいております。拙文ではありますが、フィンランドでの研究経験について書かせていただきます。

Route 66

No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-44/

4月16日、日本機械学会の定時社員総会で名誉員に推薦され、名誉員章を授与されるはずでしたが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のために授与式が中止となりました。この日は私の66歳の誕生日でもあったのです。

第9回 エントロピー

No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-30/

1. はじめに 本稿では,任意の可逆サイクルにおいて,熱源の温度と,熱源とやり取りする熱量の関係を整理することにより,エントロピーの定義と意味を理解するとともに,エントロピーの具体的な計算方法を学ぶ。 2. クラウジウスの積分

計測精度との戦い! 大口径バルブの開発 アズビル(株)

No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-32/

製品開発のみちのり ー日本機械学会優秀製品賞受賞製品の開発物語ー 2019年度優秀製品賞 「流量計測制御機能付電動二方弁ACTIVAL+」アズビル(株) 空調システムの省エネに挑む アズビル(株)は2017年に、「流量計測制御機能付電動二方弁ACTIVAL+」(図1)を開発した。…Read More

たたら製鉄伝統の地を、先端金属素材の聖地へ!-島根発・Next Generation TATARA Project

No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-34/

砂鉄と木炭を原料とした古代からの製鉄法「たたら製鉄」。この伝統が息づく島根の地を、先端金属素材の聖地にするための産学連携プロジェクト「先端金属素材グローバル拠点の創出-Next Generation TATARA Project-(以下、NEXTA)」が進んでいる。2018年11…Read More