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フィンランドでの自然と時間

No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-43/

私は、2019年9月までフィンランド・ヘルシンキ大学にて学振特別研究員として研究活動を行い、2019年10月より、京都大学にて研究を進めさせていただいております。拙文ではありますが、フィンランドでの研究経験について書かせていただきます。

Route 66

No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-44/

4月16日、日本機械学会の定時社員総会で名誉員に推薦され、名誉員章を授与されるはずでしたが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のために授与式が中止となりました。この日は私の66歳の誕生日でもあったのです。

第9回 エントロピー

No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-30/

1. はじめに 本稿では,任意の可逆サイクルにおいて,熱源の温度と,熱源とやり取りする熱量の関係を整理することにより,エントロピーの定義と意味を理解するとともに,エントロピーの具体的な計算方法を学ぶ。 2. クラウジウスの積分

第8回 熱力学第二法則とカルノーサイクルの特徴

No.1221, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1221-28/

1. はじめに 熱力学第一法則より,熱と仕事は形態が異なるものの,どちらもエネルギーの一種で相互に変換できるとともに,その総和は不変であることはすでに述べた。また,第7回で述べたように,熱機関は熱から仕事を取り出す仕組みであり,その熱効率は投入した熱量に対する取り出した仕事の割合…Read More

第8回 Becoming a peer reviewer: Tips and FAQs for early career researchers

No.1221, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1221-32/

Tips for Academic Publishing アクセプトに繋げる論文投稿&学術出版の豆知識 査読者になるには~若手研究者が知っておくべきこと~ 科学論文の査読とは、査読者自身の論文執筆スキルやコミュニケーション力の向上に寄与すると言えるでしょう。もちろんそれだ…Read More

第8回 日本経済の歩み(3)-プラザ合意以降アベノミクスまで-

No.1221, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1221-34/

―景気の動きをつかみ、景気の山谷を決める― 戦後の日本経済において、大きな節目の一つといわれるのが1985年9月のプラザ合意である。円が短期間に240円から120円に急騰した。円の価値が2倍になったわけである。2008年9月にはリーマン・ショックが発生した。これも短期間のうちに輸…Read More

不具合防止へのChallenge!

No.1221, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1221-36/

2019年度日本機械学会賞(論文) 「大量生産部品のリコールを防止するための極値統計による新しい品質管理法」 村上 敬宜、町田 尚、宮川 進、髙城 壽雄 DOI; 10.1299/transjsme.17-00231 機械学会賞を受賞して誠に光栄です。この論文の著者4名の平均年齢…Read More

ものづくりと製品の信頼性

No.1221, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1221-37/

2020年4月の定時社員総会で名誉員に推薦され決まったとの報告を受けました。誠にありがとうございます。部門や支部でご一緒した先生方、また、学会の職員の方々に御礼申し上げます。 執筆中の現在、新型コロナウィルスの影響でオリンピックまでもが延期になり、これまで、欧米、そして日本が中心…Read More

第7回 可逆サイクル

No.1220, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1220-30/

可逆サイクル 1. はじめに 本稿では,可逆サイクルについて理解する。また,カルノーサイクルと逆カルノーサイクルについて学び,熱機関と冷凍サイクルの基本原理を理解する。 2. サイクル 熱機関と冷凍サイクルは,熱の吸収・放出に伴い物質(作動物質)が膨張・収縮する性質を利用して,熱…Read More

日本の産学連携の課題はどこにあるか?

No.1220, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1220-34/

『産学官連携ジャーナル』編集長に聞く 2005年に創刊された科学技術振興機構(JST)発行の月刊誌『産学官連携ジャーナル』は、産学官連携関係者から一般までの幅広い読者層を対象に、産学連携に関する議論の「場」としての役割を果たしてきた。2016年4月より同誌の編集長を務める山口泰博…Read More

第7回 Common reasons for manuscript rejection and what you can do to avoid these

No.1220, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1220-36/

Tips for Academic Publishing アクセプトに繋げる論文投稿&学術出版の豆知識 論文がリジェクトされる10の理由 研究者にとっての悪夢とは、ジャーナルからの原稿のリジェクトであると言っても過言ではありません。原稿のリジェクトは研究者にとって精神的な…Read More

第7回 日本経済の歩み(2)-ニクソンショック以降プラザ合意まで-

No.1220, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1220-38/

高度成長のあとニクソンショック(1971年)と第1次オイルショック(1973年)が日本を襲う。第1次オイルショックが日本経済の成長率に下方屈折をもたらしたと一般には思われているが、実のところは1970年代に入ってから日本経済の成長率は低下傾向にあり、そこに第1次オイルショックが日…Read More

論文アクセスランキング 日本機械学会学術誌(和文) 年間アクセス数トップ10

No.1220, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1220-40/

(2019年1月~2019年12月の期間で集計) *順位の変動は2018年10月~2019年9月の期間との比較 ディーゼル機関におけるエタノールおよびブタノール混合軽油の燃焼比較 山本 昌平, 坂口 大作, 植木 弘信, 石田 正弘 ディーゼル機関におけるエタノールおよびブタノー…Read More

「伸張レオメーター」の上にも15年

No.1220, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1220-42/

2019年度日本機械学会賞(論文) 「二次元対向噴流型伸張レオメーターを用いた機械的・光学的同時測定による平面伸張粘度評価手法」 DOI; 10.1299/transjsme.17-00007 加藤 学、高橋 勉 この度は日本機械学会賞(論文)を頂戴し光栄に思います。贈呈式がコロ…Read More

界面の不思議な挙動

No.1219, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1219-47/

大学時代の私は友人の間では不真面目として有名でした。修士学生時代にドイツの企業でインターン生として働いた際にも、「渡独してビアマイスターになるらしい」という噂がまことしやかに囁かれていたほどです。それも無理からぬことで、機械工学の基礎である「四力」はすべて単位を落として再履修しま…Read More

日本にしかできない自然と共生する仕組みづくり

No.1219, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1219-48/

45年前  西暦1975年、私は二十歳の大学3年生。機械工学の専門科目を学び始めた。実習でプレスを使って瓶の蓋となる王冠を作って感心したり、アセチレンガスで鉄板を切断した際仲間の鼻の穴周りが真黒で笑いあったり、電気溶接で高電圧をかけた鉄板に溶接棒がくっつくのにびびったりした。当時…Read More

第6回 熱機関と冷凍サイクル 

No.1219, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1219-30/

熱機関と冷凍サイクル 1. はじめに 本稿では,熱と力学的仕事の変換を実現する装置である熱機関と冷凍サイクルについて理解し,その性能を表す指標である熱効率と成績係数について知る。

ドライバー心理を読み解き、世界トップの安全性を目指せ! トヨタ自動車(株)

No.1219, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1219-32/

2018年度学会賞(技術) 「アクティブ操舵制御による衝突回避支援システムの開発」トヨタ自動車(株)   システムとドライバー判断の不一致を克服せよ トヨタ自動車(株)は、危険性を判断して、自動で操舵制御を行い、衝突を回避する技術「アクティブ操舵回避支援システム」を世界…Read More