最新号 2月 (No.1275)

キーワード: 連載・通常

第4回 ナレッジマネジメントによる失敗防止策の効果とその限界

No.1253, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1253-34/

失敗学=失敗のナレッジマネジメント 誰でもちょっとでも活動すれば、失敗して痛い目にあう。しかし痛いからこそ、失敗分析・再発防止し、賢くなる。でも、人間の一生は短い。一人が全種類の失敗を体験するのは無理。そこで共存型の人類は「他人の失敗まで調べて社会全体で知識活用しよう」と考えた。…Read More

第4回 機械材料・材料加工

No.1253, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1253-40/

趣旨 機械材料・材料加工部門では、材料と加工の観点から2007年度より技術ロードマップの作成に取り組んできた。2007年度に「マイクロ・ナノ加工技術ロードマップ」、2008年度には「材料比強度技術ロードマップ」を作成した。2013年度には「3Dプリンタロードマップ」を発表し、20…Read More

第3回 ブロック線図

No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-32/

  1 ブロック線図の基本 システムの入出力関係を視覚的に示すため、ブロック線図が有効である。本稿は線形時不変システムのブロック線図作図方法と変形則を紹介する。ブロック線図は図3.1のように、矢印で入出力を、白丸で足し引きを、黒丸で分岐を、四角で伝達関数を書き表す。シス…Read More

第3回 失敗は忘れた頃にやってくる

No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-34/

  故障の半数は経年劣化として顕在化する 前回の失敗学では、御巣鷹山のJAL機墜落事故(1985年)を紹介した。主因は、墜落7年前の圧力隔壁の修理方法のミスである。その後のフライトごとの加減圧でクラックが伸展し、最後は圧力隔壁が疲労破壊した。失敗は忘れた頃にやってくる。…Read More

第3回_1 計算力学

No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-40/

計算力学分野 本稿では、「技術ロードマップから見る2030年の社会 3・計算力学」(1)を振り返る。 日本の国際的技術競争力を維持・発展させていくためには、新しいアイデアの創出、設計開発プロセスの効率化、製品の品質向上が不可欠である。これらに直接的に貢献できる分野として、計算力学…Read More

第3回_2 バイオエンジニアリング

No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-42/

バイオエンジニアリング分野 バイオエンジニアリング部門では、機械工学分野と他分野との連携・融合により、生み出されるトピックスとして「マイクロ・ナノバイオメカニクス:荷重支持組織の再生医療への応用」と「生体低摩擦接合」の2つを取り上げ、2030年の社会を見ていた(1)。本稿では、現…Read More

LAJ委員会 活動紹介

No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-43/

はじめに LAJ委員会(Ladies’ Association of JSME)は機械工学分野における女性研究者・技術者の活動を支援し、女性会員の増強を図ることを目的に、日本機械学会会員部会の下部組織として2004年10月に発足し、以下の3点を主な目標に活動を行ってい…Read More

メカジョファイル Vol. 7

No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-44/

LAJ委員会では、機械系女性エンジニアへの理解を深めることを目的に、メカジョファイルを発行しています。メカジョとなるに至った経緯や現状を知ってもらうことで、環境や制度が整い、これからの機械系女性技術者の活躍の道がさらに広がることを期待します。

第2回 ラプラス変換と伝達関数

No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-38/

1 ラプラス変換とその性質 制御工学では、ラプラス変換とこれに基づく伝達関数が用いられる。ラプラス変換を行うと、微分や積分は代数的な演算に置き換わる。そのため、複数の動的な要素から構成されるシステムの解析や設計を行う際に、計算の見通しが良くなる。また、ラプラス変換とその逆変換を用…Read More

第2回 工業・工学の失敗には技術的原因と組織的原因が必ず付きまとう―御巣鷹山のJAL機墜落事故を例にとって―

No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-40/

失敗知識データベースから事故原因を分析した 先月号ではタイタニック号の沈没事故を分析したが、失敗学の信徒は知識として何を暗記すべきだろうか。筆者は44年前、材料の講義で「タイタニック号は氷山に衝突し、側板が『低温脆性』によって、ガラスのように割れて冷たい海に沈んだ」と聞いた。その…Read More

第2回 バックキャスティングによる技術ロードマップ設計

No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-44/

はじめに ロードマップに対する社会的ニーズの高まり ロードマッピング(roadmapping)は、時間軸に沿って現在から将来に至るまでのイベントの連鎖を視覚的かつ構造的に描く方法である(1)。日本では、経済産業省による技術戦略マップが技術ロードマップの事例として広く知られており、…Read More

タービンに魅了された者

No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-47/

この度、『二相流計測技術の確立と信頼性・性能を両立する蒸気タービン翼形状の開発』というテーマで日本機械学会奨励賞(技術)を受賞したことに際し、執筆の機会をいただきました。これまでを振り返りつつ研究テーマへの想いや今後の展望について、紹介させていただきます。 私は、エネルギー資源の…Read More

筋駆動ロボットに汎用的設計手法を

No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-48/

2021年度日本機械学会賞(論文)受賞 培養骨格筋をアクチュエータとした泳動ロボットの作製 松下 和磨, 森本 雄矢, 竹内 昌治 日本機械学会論文集 DOI: 10.1299/transjsme.20-00180 ロボットを筋組織で動かす? 「ロボット」と聞くと、読者の皆さんは…Read More

第1回 「技術ロードマップから見る2030年の社会」のレビューの連載にあたって

No.1250, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1250-42/

はじめに 「技術ロードマップから見る2030年の社会」のレビューの連載にあたって JSME技術ロードマップ委員会は、各部門代表委員からなる部門連携グループを形成し、「JSMEメンバーが考える2050年の社会像実現に向けた技術ロードマップ」の策定・公開をめざして活動している。本活動…Read More

第1回 システムの表現

No.1250, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1250-36/

<本連載にあたって> 機械工学に携わる技術者にとって「材料力学、機械力学、熱力学、流体力学」の4力学は、必須の重要な学問分野である。大学や高等専門学校等の機械工学教育で扱う学問領域の多様化によりこれらに割り振られる時間は減少傾向にあり、初学者が学びやすい教科書への要望が高まってい…Read More