特集 応用広がるモーションキャプチャ
モーションキャプチャを用いた技能伝承≪応用分野≫
はじめに
モーションキャプチャを用いた技能伝承は、自動車関連、溶接技術、木工、楽器演奏にいたるまで、多岐に渡って実施されている。その中でも今回は日本における取組みを中心に平安時代にまで遡る土壁を施工する左官の技術を定量化した事例や木材加工の技能を教科書にする取組み、技能五輪への貢献、溶接の技能分析について紹介する。
伝統技能の伝承
モーションキャプチャには光学式、慣性式、機械式などさまざまなシステムがある。中でも光学式モーションキャプチャを利用した技能伝承は、絶対座標系における姿勢角や位置、距離を0.1mm程度の精度で測定でき、測定した数値はデジタル遺産として保存することが可能である。
キーワード:特集 応用広がるモーションキャプチャ
表紙:経年変化してグラデーションに紙焼けをした古紙を材料にコラージュ作品を生み出す作家「余地|yoti」。
古い科学雑誌を素材にして、特集名に着想を受け、つくりおろしています。
デザイン SKG(株)
表紙絵 佐藤 洋美(余地|yoti)