特集 Additive Manufacturing 技術の動向と技術者の意識
統合AM プロジェクトへの期待
5年ぶりの大型AM国家プロジェクト
K Programが支援すべき重要技術として選定
NEDOが実施する大型国家プロジェクト「高度な金属積層造形システム技術の開発・実証」(以下、統合AMプロジェクト)が、2024~2028年度の5年間、予算総額270億円の規模で始まった(1)。この事業は内閣府が主導する経済安全保障重要技術育成プログラム(通称:K Program、以下Kプロ)(2)の一環であり、研究開発ビジョン(第二次)(3)において金属積層造形が「支援すべき重要技術」として選定されたことに由る。
2014~2018年度に実施された先のAM国家プロジェクト「次世代型産業用3Dプリンタ等技術開発」(4)(5)および「次世代型産業用3Dプリンタの造形技術開発・実用化事業」(6)では、世界的なAMブームが席巻する中、先行する欧米のAM技術のキャッチアップを主眼に、種々の国産AM機が開発された。ブームから10年余りが経ち、海外では実用フェーズでのAM応用技術が開発され市場開拓が進む中、我が国のAM関連市場は活気があるとは言えない。日本製AMマシンの性能は世界レベルに肩を並べたが、AMの普及、応用開発では後追いの状況が続いており、確かにKプロによるテコ入れが必然と言える。
表紙:経年変化してグラデーションに紙焼けをした古紙を材料にコラージュ作品を生み出す作家「余地|yoti」。
古い科学雑誌を素材にして、特集名に着想を受け、つくりおろしています。
デザイン SKG(株)
表紙絵 佐藤 洋美(余地|yoti)