特集 循環経済の実現に向けた機械工学の役割
産学官連携によるサーキュラーエコノミーの推進
CEラボ設立の背景と活動概要
資源の有効利用を進め、経済を発展させていく社会像として循環経済(サーキュラーエコノミー:以下CEと略す)社会への移行が求められている。そのような状況の中、2022年10月に、産業技術総合研究所と日立製作所は、産総研臨海副都心センターに、日立-産総研サーキュラーエコノミー連携研究ラボを設立した。当ラボでは、図1に示す通り、①循環経済社会のグランドデザインの策定、それを実現する②デジタルソリューションの開発、またその普及戦略として③標準化戦略の立案と施策を提言して、広く社会に発信することを目的としている。これらの取組みについては、両機関のみならず、多くのステークホルダーとも連携、議論を深めて、推進しており、グランドデザインに係る活動では、2025年度のグッドデザイン賞を受賞した。

図1 ラボで取り組む三つの研究課題
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キーワード:特集 循環経済の実現に向けた機械工学の役割
装置製作:高山芳の
(多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専攻 統合デザイン領域 在籍)
金属・磁石・モーターなどの単純なメカニズムを用いた装置は、重力や摩擦を受け入れながら、ある行為を繰り返します。その姿は、私たちが呼吸し、脈を打ちながら生きていることを思い出させます。本誌では、学部の卒業制作である 10 体の装置〈脈拍〉を中心に、全 12 体の作品を紹介します。