第15期関東支部・支部長挨拶


身近で、社会に貢献するSociety活動をめざして

第15期関東支部・支部長 東京大学  山 田 一 郎

  


山田 一郎 支部長
 3月14日に開催された支部総会で第15期支部長に就任しました。関東支部は、今期が第15期であるように、まだ新しい支部ですが、日本機械学会全体の活動を牽引する活発な活動を展開しています。今期はこれまでの活動をベースとして、さらに活発な活動を行っていきたいと思いますので、関東支部会員の皆さんのご協力をお願いします。

 関東支部とは

   関東支部は会員数約1万5, 700人で、実に、日本機械学会会員の40%が所属する大組織です。しかも、都県単位にブロック制が採用されているのも大きな特徴で、支部と各ブロックの企画行事を併せると、年間約60件にも及ぶイベントが実施されています。特に、昨年度はこれらの多くを「機械の日」のイベントに位置付けて、積極的な活動を展開してきました。しかし、このような関東支部の活動もあまり身近に感じられないという声も聞かれますし、世の中への貢献も今一歩かもしれません。今期はこれらも踏まえて、活動を進めたいと思っています。

 原点に返って、“Society”活動の充実を

 日本機械学会の活動は、支部と部門が2本柱となっていますが、「部門」が専門的な活動を中心とする全国組織であるのに対して、そもそも「支部」は地域に密着した会員サービスおよび社会に貢献する活動を行う、いわゆる“Society”であると考えています。今期の支部活動では、原点に返って、この“Society”活動に力を入れたいと思います。 まずは、各ブロックでも力を入れていますが、合同イブニングセミナーなどを通して、関東支部会員が気楽に集える“Community”(コミュニケーションの場)の提供をめざしたい。これによって、少しでも支部活動を身近に感じ、支部活動への参加意識を持っていただくようにすることが重要だと思います。  また、「部門」が大学生・大学院生の教育を担当するのに対して、「支部」は中・高校生の教育を担当する役割があると思います。この先、日本の総人口は減少に転じ、50年後には、9,000万人とも8,000万人とも言われていますが、この少子高齢化社会において、最も重要なことは青少年の教育だと思います。理科離れ、工学離れが言われている折でもあり、日本機械学会にも青少年の教育には大きな責任があります。関東支部としても、地域と連携した中・高校生の教育への貢献を考えていきたいと思います。

 最後に

 支部とブロックが協力して、今期も「機械の日」の関連イベントや「環境を考えるシンポジウム」などを積極的に進めていきますが、それらを“Society”活動という点から再構築して、より身近で、社会に貢献する支部活動にしていきたいと思います。一人でも多くの支部会員の皆さんの参加を期待します。


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