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第20回「イブニングセミナー」のお 知らせ
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テーマ:
  「小さなマシンの果てしない夢
                 −顕微鏡下にあるマイクロマシンは別世界−」
                    
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[趣旨]

  <>マイクロマシンが一世を風靡して、随分と時間が 経過しています。その間に、シリコンウエハーをベースとした、マイクロマシーニング技術は広く普及し、さまざまな方面で採用されてきました。
そこで、日本機械学会 関東支部東京ブロックでは、この分野の第一人者である日本大学理工学部の内木場文男先生をお招きし、上記テーマでより深く将来を見通したご講演・話題提供 をお願いし、マイクロマシーニングについてひととおりレビューした上で、今後、システムにまで展開していく上での課題を取り上げ、検証してゆきたいと思い ます。本テーマに関係のある民間企業の方々、学生諸君を始め、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
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[講 演概要]

 ミクロの決死圏というSF映画が公開されてから、すでに40年近くの歳月が流れました。乗組員ごと潜水艇を小型化して、ヒトの血管に送り込み、人 体内部をめぐって患部を治療するというものです。筆者はこの映画を幼いころに見て大いに感銘をしたものです。以来、ずっと小さいものを作りたくて、マイク ロエレクトロニクス、マイクロ機械の分野の仕事に携わってきました。最近では、ドラえもんがスモールライトと称して、何でも小さくすることができ、若い人 々も感銘を受けていることと思います。さて、現実の世界では40年を経たいまでも潜水艇を瞬時に小さくし、体内を自由に移動することは実現していません。 しかしながら、その間にエレクトロニクスは進歩し、ヒトの血管よりははるかに小さなトランジスタをシリコン上に形成することができるようになりました。こ の技術を応用してマイクロ機構を形成する技術をMEMSと呼びます。あるいは、シリコンプロセスによらないマイクロ機構もさまざまな方法で作られてきてい ます。車の衝突検知センサー、プロジェクタ用ミラーアレー、インクジェットプリンターヘッド、原子間力顕微鏡に用いられている感知レバーなどにはこの技術 が応用され実際に広く使われています。また、車にジャイロを搭載してスピン防止、横転防止をおこなうシステムには、圧電MEMSジャイロがキーパーツとし て検討されています。さまざまな化学反応を一枚のチップ上で試験するμTAS、バイオチップ、超小型のタービンまで、この技術で検討されています。いまで も、夢として扱われている体内を自由に巡る小型潜水艇は姿を変えて、微細機械システムとして実現するかもしれません。

本講演では、1 マイクロマシンの歴史的な事柄から話を始 め、2 現在取り組まれている事例、3 いくつかのデバイスに使われている技術を解析し、4 そこに共通して流れる技術を解説します。あわせて、5 将来 向かうシステム化の方向について占ってみたいと思います。

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講師: 内木場  文男 [日本大学 理工学部 機械精密工学科 助教授]

<>日時:2005年6月2日(木)18: 00〜20:00
     (講演:18:0019:00、懇親会:19:0020:00
 <>場所:荏原製作所 品川事務所(荏原品川ビル2階)
                  〒
108-8480 東京都港区港南1-6-27
                                          (JR品川駅東口(港南口) 徒歩5分 )
定員:60名 (勝手ながら先着順で定員になり次第締め切 らせて頂きます)
参加費:会員¥1,000、非会員¥2,000、学生無料
懇親会費:会員¥1,000、非会員¥2,000、学生無料

申し込み(参加登録)方法:「東京ブロック(第20回)イブニングセミナー
 参加申し込み」と題記し、ご氏名、ご所属、連絡先(住所、E-mail、TEL、
 FAXなど)および懇親会への出欠を添えてE-mail、FAXまたは郵便にて
 下記までお申し込み下さい。
なお、参加費、懇親会費は、当日会場にて徴収させて頂きます。

<>[申込先]
 
檜山 浩國
 
()荏原総合研究所 物理研究室
         〒251-8502 神奈川県藤沢市本藤沢4-2-1
          TEL & Fax: 0466-83-7661
          E-mail: hiyama.hirokuni@er.ebara.com
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