103期部門長挨拶:日本機械学会 生産システム部門の会員の皆様へ

平素より本部門の活動にご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。2025年度、生産システム部門長を拝命いたしました松永泰明です。伝統ある本部門の舵取りを担うにあたり、その責任の重さを痛感するとともに、皆様と共に新たな価値を創出できることを大変光栄に思っております。

製造業を取り巻く環境は、デジタル化の加速、AI・IoTの進展、カーボンニュートラルへの対応など、かつてない変革期にあります。こうした変化に対応するためには、単なる技術導入にとどまらず、人と技術が調和した生産システムの構築が不可欠です。本部門は、学術と産業を結びつけ、持続可能で競争力ある生産システムの実現に向けて、重要な役割を果たしてまいります。

2025年度は、以下の重点取り組みを掲げます。

  1. スマートファクトリーの深化と人中心・サステナブルな生産システムの実現
    デジタルツインやAIを活用したスマートファクトリーの高度化を進めるとともに、人間の創造性を活かす設計思想を重視し、環境負荷低減や資源循環を可能にするサステナブルな生産システムを追求します。
  2. 産学連携の強化と国際展開
    国内外の研究者・企業とのネットワークを広げ、産業界の課題解決に直結する共同研究や技術交流を促進します。グローバルな視点での標準化や新技術の社会実装にも積極的に取り組みます。
  3. 若手技術者の活躍促進と育成
    次世代を担う若手技術者が活躍できる場を提供し、研究発表やワークショップを通じてスキル向上を支援します。多様なキャリア形成を後押しするプログラムも充実させ、未来のリーダー育成に努めます。

本部門の強みは、多様な専門分野の知見を結集し、現場の課題に応える実践的な研究を進めることにあります。会員の皆様には、シンポジウムや講演会などの場で積極的にご参加いただき、活発な議論を通じて新しい価値を共創していただければ幸いです。

最後に、2025年度が皆様にとって実り多き一年となることを祈念し、本部門のさらなる発展に向けて全力を尽くす所存です。引き続きご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2025年度(103期)部門長 松永 泰明(株式会社デンソー)