一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

メニュー

RC-D13

1. 分科会名称  『癒し工学の基盤技術の推進とその応用に関する研究分科会』
2. 主査名  北岡哲子 (東京工業大学大学院理工学研究科機械物理工学専攻)
3. 設置期間  2011年4月~2013年3月(2年間)
4. 活動目的・内容 日本機械学会では、2008年12月に計算力学部門にA-TS  01-21「癒し工学研究会(主査:北岡哲子/東京工業大学、幹事:萩原一郎/東京工業大学)を設立し、計算力学部門の講演会や年次大会などで関連のオーガナイズセッションや先端技術フォーラムなどを主催してきました。また北岡主査の数多くの招待講演や執筆、さらにURL: http:// iyashi-kogaku.jp を通じて、癒し工学に関する情報の発信、共有化に努めて参りました。産業界からのご支援による研究活動により、癒し工学の方法論と基盤技術がかなり確立して参りました。これをさらに発展させて、2011年4月より「癒し工学の基盤技術の推進とその応用に関する研究分科会(主査:北岡哲子)(幹事:萩原一郎/東京工業大学,岡崎 健/東京工業大学,工藤千秋/くどうちあき脳神経外科クリニック)を設置することになりました。本研究分科会では、産業界、大学、医学界の連携で、現代社会がもつ心の問題解決に挑戦し、ひいては社会福祉の向上に貢献したいと考えております。

心の孤独や虚しさから自他を傷つける行動が頻繁におこる現代において、人々の心の状態を改善することは社会とって大きな課題であります。危険行動、精神的疾患に陥る前段階で早期発見しよりよい状態へ戻すことができるよう、これまでに得られた知見、経験、活動成果をもとに癒し工学システムを更に充実し、癒し工学の社会問題への還元のため、より有効な手法を求めていく研究をこの分科会で行って参りたいと考えております。この分科会は、産学医の交流と連携の場として、また研究成果の共有の場として活用して参る所存でございます。

本研究分科会の活動は貴社のご協力を得て始めて成果を上げることができます。諸事ご多忙の折とは存じますが、何卒本研究分科会の主旨をご理解の上、ご参加いただきたくお願い申し上げます。

◆研究活動の概要

第1年度
1現状のシステムの説明とこれを用いた癒し構造の分析
ホログラフィックニューラルネットワーク、ファジー数量化理論第Ⅱ類等による分析結果の比較

2新しい癒しグッズの開発
癒し構造システムを用いた新しい癒しグッズの提示

3癒し工学の社会問題への適用検討
精神的疾患などの診断治療、予防への応用

第2年度
1年度の活動をより深め、より有効な方法を確立する。

5. 期待される研究成果 「癒しの構造が明確になり、癒しを創造、癒しを用いた治療法を創生、癒しシステムを社会に供給できる。ひいては安心な社会創出に貢献できる。
6. 参加負担金  15万円(年間)
7. 問合せ先 北岡哲子
東京工業大学大学院理工学研究科機械物理工学専攻
TEL: 03-5734-3555, FAX: 03-5734-3555, e-mail: tetsuko.aam.titech.ac.jp住所: 〒152-8552
東京都目黒区大岡山2-12-1