RC176
1.分科会名称
(社)日本機械学会 研究開発推進センター(設立準備室)
『エンジンの燃焼モデリングに関する研究分科会』
2.主査名
神本 武征 (東海大学工学部教授)
3.設置期間
2000年4月 ~ 2002年3月までの2年間
4.活動目的・内容
最近のエンジンに要求される性能は出力、燃費、排気、騒音と多岐にわたっており,エンジン開発の過程でこれら全てを満足させるための燃焼
チューニング�を行うことは極めて時間のかかるものと成っている.開発のプロセスを短縮するひとつの手段として燃焼シミュレーションの活用があり,
欧米を中心に燃焼モデ�リングのソフトの開発が進展してきた.
一方,我が国においては一部の企業と大学で独自のソフトが開発されているものの,それらは公開されていない.その結果,大多数の企業と大
学では外国�のソフトを購入して試用しているのが現状である.これらのソフトによってポート内とシリンダー内の空気流動については概ねシミュレート
出来る様になったが,�燃焼過程については,まだ満足できる結果が得られる段階ではない.それは燃料の噴射から噴霧形成,着火,燃焼,有害
排出物の生成と消滅に至る諸過程�が極めて複雑であり,ある過程は未だに現象が未解明,ある過程はモデリングが不完全なためである.将来に
わたって我が国の自動車産業が従来の競争力�を維持し,かつ持続的に発展するには,欧米に対して立ち遅れた燃焼モデリングの分野を産学協力
して強化する必要がある.本調査研究分科会では各素過程�を調査研究し,検証されたサブモデルを総合して信頼性の高い燃焼モデルを構築する
ことを目的とする.
5.参加負担金額 (年間)
30万円
6.問合せ先
神本武征
東海大学工学部
動力機械工学科教授
〒259-1292 平塚市北金目1117
Tel:0463-58-1211内(4306)
Fax:0463-59-8293
E-mail:kamimoto@keyaki.cc.u-tokai.ac.jp