一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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RC190

1.分科会名称

(社)日本機械学会 研究開発推進センター(設立準備室)

『PCクラスタによる超並列CAEシステムの高度化に関する研究分科会』
2.主査名

矢川元基  東京大学大学院工学系研究科教授
3.設置期間

2001年6月~2002年5月 (2年間)
4.活動目的・内容

PCを初めとするコンピュータの高性能化・低価格化で,分散メモリ型の並列コンピュータ (クラスタシステム) が一般ユーザの手に届くところまできている。
従来の共有メモリ型システムと比べて,クラスタシステムの上で動くアプリケーションは,メッセージパッシングによって明示的な並列処理手続きを記述
しなければならない分,ソフトウェアの構築は難しい。クラスタシステムはこれからのコンピュータシステムとして大きな可能性を持つが,そのためには
アプリケーション構築の壁は乗り越える必要がある。これが大規模な計算力学の研究の背景にあるものである。

RC171 PCクラスタによる超並列CAEシステムの開発に関する研究分科会(1999年6月?2001年5月) では,並列処理や並列CAEシステムの調査,主と
して領域分割法に基づくCAE・構造解析ソルバ,可視化システムなどの配布,RC171分科会参加委員によるベンチマークテスト・評価などを通じて,並
列CAEシステムの開発を行ってきた。

この間,2000年12月に日本学術振興会未来開拓推進事業ADVENTUREプロジェクトがCAEシステム“ADVENTURE”を公開した。RC171研究者委員・幹
事グループはADVENTUREを主導・開発しており,RC171研究分科会でもRC171版CAEシステムとともにADVENTUREの評価も行ってきた。

継続新分科会RC190では,RC171分科会の2年間の研究成果を受けて,クラスタシステムの研究を継続するとともに,ADVENTURE・RC171版CAEシス
テムの高度化を行い,クラスタシステムの運用に際しての指針を与える。
5.参加負担金額 (年間)

30万円
6.問合せ先

矢川元基
東京大学大学院工学系研究科システム量子工学専攻 教授
電話 03-5841-6993
ファックス 03-5684-3265
eメール yagawa@q.t.u-tokyo.ac.jp