一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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RC193

1.分科会名称

(社)日本機械学会 研究開発推進センター(設立準備室)

『燃料と動力源の調和による環境負荷低減に関する研究�分科会�』
2.主査名

飯田訓正 慶應義塾大学 理工学部
3.設置期間

2001年6月 ~ 2003年5月
4.活動目的・内容

深刻化する都市部の大気汚染はもとより,地球的規模の環境保全を図るには,既存の化石燃料と新燃料を適材適所種々の動力源に対して
用いていくことが不可欠である.また,動力源の側からも燃料に対する対応と要求を明確に示し,両者の調和を図ることによって環境インパクト
低減技術が確立できるものと考えられる.そこで本研究分科会では,新燃料と既存の燃料との関係,新規・既存の燃料と動力源との関係をラ
イフサイクル的観点から捕らえ,相互に適合化を図ることにより,最終的には環境インパクト低減技術確立の端緒を得ることを目的とする.動力
源としては,既存の燃焼を用いた熱機関に限定せず,燃料電池など幅広い新動力源を含めて検討を行う.具体的には,燃料のライフサイクルを
考えたバイオ燃料の導入による二酸化炭素の低減,水素を2次エネルギーとする燃料サイクルの導入を踏まえた燃料電池の開発,既存石油
燃料の硫黄による影響の解明,天然ガスの有効利用などを考えている.現在の大気汚染および地球的規模の環境問題の解決を図るには,
燃料と動力源の相互適合化が不可欠であり,本研究分科会でその端緒を見いだすことができれば,その工学および工業的効果は大である.
燃料と動力源の相互適合化には,具体的な燃焼技術および直接エネルギー変換技術に対する新たなブレークスルーが必要であり,その成果
は我が国の環境問題・エネルギ問題に関連し,新たな産業創生と持続的発展に寄与する.
5.参加負担金額 (年間)

40万円
6.問合せ先

分科会幹事 小川 英之(北海道大学大学院工学研究科)
Tel: 011-706-6434 Fax: 011-706-7889
e-mail: h-ogawa@eng.hokudai.ac.jp