技術委員会の紹介と第80期活動報告
第80期技術委員長 村上弘記(IHI)


T.技術委員会の紹介
 ロボティクス・メカトロニクス部門では, 約20名の技術委員に加え日本機械学会各支部に相当するエリアごとの地区技術委員会で技術委員会を構成しています. 技術委員会は,部門主催の各種行事(見学会,講習会,特別講演会など)の企画・運営と, 年次大会・講演会のオーガナイズドセッション,特別行事などの企画を主な役割としています. また,地区技術委員会を中心に全国的に各種行事を開催するなど活発な活動を支えています. これらの活動については,学会誌の会告に掲載するだけでなく,部門ホームページを活用し,タイムリーな情報を発信しています. (部門ホームページの技術委員会のページをご覧ください)
 また,ロボティクス・メカトロニクス部門には,現在6つの研究会が所属しています(内1つは活動を終了). 本年度活動を継続している研究会は,ヒューマンフレンドリーメカトロニクス研究会,遠隔操作技術知能化研究会, ダイナミックセンシング研究会,産業応用メカトロニクス技術研究会,メカトロニクス教育研究会です. それぞれの活動は技術委員会ホームページのリンク先に詳細が掲示されています.
 ロボティクス・メカトロニクス部門では,上記の各種企画,研究会の設置や各種行事への協賛を積極的に取り組んでいきます. 技術委員会への会員各位の提案をお待ちしております.

U.第80期技術委員会の活動報告
1.技術委員会の開催
 各種企画の検討のため,以下の項目を主題に5回の委員会を開催しました.
 第1回(2002.04.11)  年度方針と年間計画
 第2回(2002.06.07)  各地区企画の検討
 第3回(2002.08.09)  年次大会企画検討ほか
 第4回(2002.10.13)  各行事企画・運営状況確認
 第5回(2002.12.16)  年次大会企画確認  次年度行事企画検討

2.部門主催行事
 第80期では,地区企画の行事も積極的に部門が関与して以下の行事を開催しました.
 (1)見学会
  「IHI MU呉工場」2003年1月24日
  大型船建造中の先端部

 (2)特別講演会(地区主催)
  (2-1)2002年10月3日 弘前大学 3項(2-1)参照
  (2-2)2002年12月3日 福井大学 3項(3-2)参照
  (2-3)2002年12月7日 関西大学 3項(4-1)参照
  (2-4)2003年1月17日 東北大学 3項(2-2)参照
  (2-5)2003年1月20日 福岡市 3項(6-7)参照
  (2-6)2003年2月6日 東北大 3項(2-3)参照

 (3)部門主催講演会(各実行委員会)
  (3-1)ROBOMEC’02島根 2002年6月7〜9日
  (3-2)FANシンポジウム(佐賀) 2002年11月21〜22日

 (4)競技会(ロボットグランプリ実行委員会)
  2002年11月2〜4日  ロボットグランプリ(東工大)

 (5)ジュニア会友向け見学会
  2003年3月23日「日本科学未来館」

3.各地区技術委員会主催行事
 (1)第0地区(関東地区)
  (1-1)見学会「コマツテクノセンター」 2002年12月 6日
   共催:遠隔操作技術知能化研究会   技術委員会

 (2)第2地区(東北地区)
  (2-1)特別講演会「Humanoid Robotと江戸時代のからくり」 2002年10月 3日 弘前大学
  (2-2)特別講演会「働く人間型ロボット」 2003年 1月17日 東北大学
  (2-3)特別講演会「人の心を豊かにするメンタルコミットロボット」 2003年 2月 6日 東北大学
  (2-4)特別講演会「OPEN-Rの基本コンセプトとその応用」 2003年 2月18日 東北大学

 (3)第3地区(北陸・信越地区)
  (3-1)勉強会「Scilabによる制御系設計入門」2002年10月18日 福井大学
  (3-2)北陸ロボメカ特別講演会 2002年12月3日 福井大学
   共催:産業応用メカトロニクス研究会

 (4)第5地区(関西地区)
  (4-1)研修会「歩行のダイナミクス」 2002年12月7日 関西大学

 (5)第6地区(中国・四国地区)
  (5-1)講演会「知能ロボット」 2002年12月11日 広島大学
  (5-2)講演会「ナノテクノロジーと医療用ロボット」 2003年1月27日 広島大学

 (6)第8地区(九州地区)
  (6-1)研究会 2002年5月31日 九州大学
   共催:九州ロボット研究会
  (6-2)講演会 2002年7月6日 九州工業大学
   共催:九州ロボット研究会
  (6-3)講演会「宇宙ロボットとヒューマノイド」 2002年8月8日 福岡市博多区
   共催:ヒューマンフレンドリーメカトロニクス研究会
  (6-4)研究会・見学会 2002年9月18日 福岡工業技術センター
   共催:九州ロボット研究会
  (6-5)見学会 2002年11月22日 福岡工業大学 西部電機本社工場
  (6-6)研究会 2002年12月17日 福岡市博多区
   共催:九州ロボット研究会
  (6-7)講演会「九州地区ロボメカ特別講演会」 2002年1月20日 福岡市博多区
  (6-8)研究会 2003年3月17日 九州大学
   日本機械学会九州支部共同共催
   共催:九州ロボット研究会

4.部門所属研究会活動
 (1)産業応用メカトロニクス研究会
  (1-1)第7回研究会 講演会・見学会
   共催:第3地区技術委員会
  (1-2)メカトロニクス研究開発事例の調査アンケートの実施

 (2)ヒューマンフレンドリーメカトロニクス研究会
  (2-1)講演会 3項(6-3)参照

 (3)遠隔操作技術知能化研究会
  (3-1)第1回研究会(見学会&講演会) 2002年5月24日 産業技術研究所
  (3-2)第2回研究会(見学会&講演会) 2002年11月21日 原子力発電技術機構 勝田工学試験所
   共催:SICE SI部門安全回復システム部会
  (3-3)第3回研究会(見学会&講演会) 2002年12月6日コマツテクノセンター
   共催:第0区技術委員会
   ロボメカ部門技術委員会
  (3-4)第4回研究会(見学会&講演会)
   2003年1月24日
   主催:部門企画に参加
  (3-5)第5回研究会(見学会&講演会) 2003年3月27日 日本原子力研究所
   共催:SICE SI部門安全回復システム部会
  (3-6) 2003年次大会特別企画(計画中)
   「実世界における遠隔操作技術」

 (4)メカトロニクス教育研究会
  (4-1)第1回研究会 2002年11月21日 芝工大大宮
  (4-2)第2回研究会 2003年3月4日 電通大

V.2003年度の活動予定
 ロボティクス・メカトロニクス部門では,本年度も各地区の活発な活動を推進するよう計画しています. また,部門主催の見学会もすでにいくつか計画中です. メカトロニクス教育研究会が発足し,若手技術者などに対するメカトロニクス教育のための講習会も順次企画する予定です. ROBOMEC’03(函館),ロボティクスシンポジア,福祉工学シンポジウムなどの講演会が予定されています. ロボットグランプリ(名古屋),年次大会での市民フォーラム,ジュニア会友向け見学会など新しい形の企画にも積極的に取り組んでいきます.こうした活動は第81期技術委員長井上健司(大阪大学)を中心に推進していく予定です. 会員各位のご協力と積極的な参加をお願いします.


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Last Update :  2003/05/12

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