2002年度ロボメカ部門表彰について
第80期表彰委員長 則次俊郎(岡山大学)


 ロボティクス・メカトロニクス分野の活性化をはかる一環として, 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門賞と部門一般表彰が設けられています.

1.部門賞
部門賞は,功績・業績を対象とする賞であり,その内容により,次の3賞が置かれています.

(1)部門功績賞: ロボティクス・メカトロニクスの分野で,研究,教育,学会活動の面で多大の影響を及ぼし,国際的評価が高く, かつ有力な著書,論文などを著している個人または団体(法主体)に贈る.
(2)部門学術業績賞: ロボティクス・メカトロニクスの分野で萌芽的あるいは発展性のある学術業績を挙げた個人または団体(法主体)に贈る.
(3)部門技術業績賞: ロボティクス・メカトロニクスの分野で萌芽的あるいは発展性のある技術開発面での業績を挙げた個人または団体(法主体)に贈る.

2.部門一般表彰
 部門一般表彰は,成果・貢献を対象とする表彰であり,その内容により,次の3種類を置かれています.

(1)ROBOMEC表彰: 当該年度のロボティクス・メカトロニクス部門主催講演会・シンポジウムなどにおいて, 研究内容に対して高い評価を得た著者全員に対して行う.
(2)ベストプレゼンテーション表彰: 当該年度のロボティクス・メカトロニクス講演会において, プレゼンテーション面に対して高い評価を得た個人に対して行う.
(3)部門貢献表彰: 部門への著しい貢献が認められる個人,または団体に対して行う.

3.選考経過
 30名の委員からなる表彰委員会を構成し,別に定める部門賞規定および部門一般表彰規定に基づいて,以下の要領により選考しました. なお,表彰委員会は2回開催し,第1回委員会において,選考方法,選考スケジュール,各賞に対する推薦者リストを確認しました.

(1)部門賞
 部門賞通則5.に基づいて,部門賞贈賞の人数は5名以内としました. 部門賞の募集は公募によるものとし,部門功績賞候補者として7名,部門学術業績賞候補者として9名, 部門技術業績賞候補として7名(団体を含む)の推薦がありました. これらの候補者に対して,表彰委員による第1次投票により,功績賞5名,学術業績賞4名,技術業績賞2団体に,第2次投票により, 功績賞2名,学術業績賞2名,技術業績賞1団体を選考しました. さらに,第2回表彰委員会において,これらの候補者および団体より提出いただいた候補者調書に基づいて, これらの候補者4名および1団体を部門賞候補者として決定しました.
(2)部門一般表彰
 部門一般表彰規定4.に基づいて, ROBOMEC’02および第7回ロボティクスシンポジアにおいて発表された論文をROBOMEC表彰の候補としました. 候補者は公募によるものとし, ROBOMEC’02実行委員会によりノミネートされた優秀講演100件のうち上位40件および第7回ロボティクスシンポジア実行委員会より推薦された5件の論文を審査対象としました. 第1次投票で,1論文につき5名の表彰委員により論文審査を行い,9件の候補論文を選考しました. さらに,第2次投票において,これら9件の候補論文について,候補論文の著者を除く表彰委員全員による論文審査を行いました. 第2回表彰委員会において,表彰委員会までに回答された投票結果に基づいて5件のROBOMEC表彰候補論文を決定しました.
 ベストプレゼンテーション表彰としてROBOMEC’02実行委員会より5名の候補者を推薦していただきました. また,部門貢献表彰の候補者として2名を決定しました. 以上の部門賞および部門一般表彰の選考結果を部門長に報告し, ロボティクス・メカトロニクス部門運営委員会において最終決定しました.

4.選考結果の発表と表彰
 選考結果は,来る5月23日〜25日に,はこだて未来大学において開催されるROBOMEC’03において発表し,表彰します.
 表彰委員各位には,年末年始のお忙しい中,短期間での多数の論文審査など,多大なご協力をいただきました. この場を借りて厚くお礼申し上げます.
 部門賞および部門一般表彰の募集は公募によるものとし,推薦または本人(あるいは団体)よりの申請に基づいています. 部門の活性化をはかるためにも,できるだけ多くの推薦や申請をいただくことが望まれます. 来期も部門ホームページで案内させていだきますとともにROBOMEC’03などの本部門が主催する講演会においても推薦用紙を配布させていただきます. 積極的な他薦および自薦をいただきますようお願いします.




目次にもどる

Copyright(C) 2003 日本機械学会ロボメカ部門

Last Update :  2003/05/12

掲示責任者   : 日本機械学会ロボメカ部門広報委員会