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安積町日出山字神明下...

日本大学大学院
機械工学専攻1年  鈴木 健之

 1993年は、夏らしい日が少なく、過ごしやすい日々がつづいた。そのため、今年は松茸が豊作らしいが、僕はまだ食べていない。
 さて、何を書こう。ありふれたことを書いたらつまらないかもしれないけど、ありふれたことしか思い付かない。
 郡山で1人暮しをはじめて早いもので4年半が過ぎ去り、今年もまた秋が深まり風が強くなりはじめた。
この風は出不精である僕の表に出ようかなという気持ちをさらに弱めてしまう。
こんな僕だから、ほとんど遠出したこともなく、市街に友人と酒を飲みに行くのがほとんどだった。
 しかし、かえって違ったいいものが近くにあるということに気付くことができる。ここ福島県郡山市安積町の御婦人達(特に初老を向かえた方々)は、実に人情味のあるいい人達だ。
学部時代、テスト期間中にうどんを差入れしてくれた下宿のおばさん(その直後、カラオケを歌い始めた)、時々おまけしてくれる酒屋のおばさん(20円か、30円の駄菓子みたいなもの)、「こんにちは、今から学校?」と、気軽に声をかけてくれるコンビニのおばさん(顔が知られ、おかげでHな本を買いずらくなった)。
ほんとうに人間味のあるいい人達ばかりだ。
大学の先生方をはじめ、友人、先輩、後輩、そして近所の方々、いい人達に感謝します。
文才もなく、井の中の蛙ほどの見識しかない僕が何か文章を書くと、蛙の自慰行為程度のものしか書くことができず、読んでいただいた皆さんも訳が分からないんじゃないかと思いますが、どうか御容赦してください。逆に、この街に少しでも興味をもっていただけたら幸いです。
 さいごに、世界平和のために必要なもの、それは愛です。皆さん愛し合いましょう。
 それでは、ごきげんよう。


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