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視野を広めよう!

東北支部学生会担当幹事
庄司 彰

 機械学会の学生員は5月現在で全国で約5500名で、東北支部は316名である。決して多い数字ではない。全国の5.7%である。(機械学会員となると東北支部は全国の3.5%である。)今年度も担当幹事としては学生員を増やすことに勤めたし、全国担当幹事会でも取り上げられた。よく「機械学会の学生員になって何かよいことがあるのですか?」と聞かれる。すぐ見返りを求める。確かにそれも1つであろう。しかし、全国、一支部の行事に参加することによって自分と同世代のしかも機械系の学生がどんな考えで、どの様な行動をしているかが分かると思う。多分これらに参加した学生の大多数は自分の今後の目標を定める1つの手段になるであろう。さらに、全国誌「メカライフ」や支部機関誌「コンパス」を読むことによって、これも目標を定める1つの手段になるであろう。これは場合によっては内容が少し難しい学生もいるかもしれないが「日本機械学会誌」を読むことによって今何が機械系で話題になっているかも1つの手段になるであろう。このように考えると機械学会学生員であることは決して無駄ではないはずである。その他にも各大学・高専で行っている技術講演会も1つの手段であろう。これはいい意味で自分の視野を広めることになるであろう。これらを自分一人で見出すこともできるかもしれませんが、身近かなところにあるのならこれを自分のものにするのも1つではないだろうか。東北支部の会員校の所在地が離れており、そう簡単に会合を行うことが難しいが、今後は情報機器を利用することによってどんどん広げる事ができるであろう。
 さて、話しは変わりますが本年度も関西支部、関東支部が海外研修を企画しております。これらに参加することはさらに見聞を広げることになることでしょう。将来的には東北支部でも他の支部と連合でこのような企画もしたいものです。
 来年度は東海支部で全国研修会、福島で東北学生会の研修会が計画されております。今から期待したいものですし、参加しましょう。
 まわりの友達に一声掛けて見てください。東北学生会が一層活発な活動をすることに努力したいし、期待したい。

 

(宮城工業高等専門学校機械工学科教授)



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