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機械工学について

秋田大学鉱山学部機械工学科4年
         平野 智樹

 小さい頃から機械が好きで中学を卒業してから機械工学を学んできた私ですが、結局、機械工学というもののほんの一部しかみることができずに来春大学の卒業を迎えます。「勉強が足りなかったんじゃないのか?」と言われると何も返す言葉がないのですが、機械工学という世界は一目で見るには広すぎて、深く追い求めていこうとすると出られなく程奥の深いとんでもないものであると思います。そして、とんでもないこの世界にどっぷりと長かって出られなくなった人が、私でありみなさんなのではないのでしょうか。
 私の場合、車の空気抵抗などに興味を持った頃があったのですが、流体を考えるとき出てくる素晴らしい公式の数々に拒絶反応を起こしてしまい、今では苦手な分野へと変貌してしまいました。しかし不思議なことに、この分野には今でも憧れはあります。今は、昔からものを作ることも好きだったために、材料強度について学んでいます。そして、この分野に引かれています。
 一つの分野を突き詰めて学んでいる方はこのような浮気症の私に御立腹されるかもしれません。しかし興味が次々と湧いてくるのですから仕方がないのです。そしてまだまだ機械工学という世界は、私が見たことのないものをたくさん持っているのです。ということは機械工学を広く見るために私は「来るもの拒まず」という精神で良い浮気を続けていくのでしょう。
 みなさんも御一緒にいかがですか?


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