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インターネットのすすめ

日本大学工学部機械工学科4年
        田崎 宏明

 世の中でインターネットが騒がれている中、機械工学の分野でもインターネットの活用が盛んになっています。機械工学というとインターネットの関わりが薄いように感じられますが、それは大きな誤りです。今やどのような分野であれ、インターネットを使うことは必須になっています。では、インターネットで何ができるでしょうか?これには、大きく3つ考えられます。

 1つは、情報収集です。あなたのパソコンがインターネットに接続するという中は、世界中にあるパソコンとつながっていると同じです。これは、世界中の知的資産を手に入れる可能性を示しています。現在では、まだ発展途上ですが、仮に図書館の本の内容をインターネットで閲覧、検索できるようになれば、私たちの研究が効果的に進むことになるでしょう。

 2つは、情報発信です。私たちは、だれでもホームページを持つことができます。これは、自分の持っている情報を世界中の人が知る機会が与えられたことになります。ただ、注意したいことは、ホームページを持ったからといって、そのホームページを世界中の人に見てもらえるかといえばそうでもないのです。ホームページには、そのアドレス(URL)がありますが、これを知らなければ目的のホームページにはたどり着くことができません。よって、自分のURLが多くの人に知ってもらえて、初めて有効的な情報発信をしていると言えます。

 3つは、人とのコミュニケーションです。電子メールは,これから電話と同じように大切なコミュニケーションツールになります。特にメーリシグリスト(ML)は、少人数のコミュニケーション(3〜1000人ぐらいまで)に役立ちます。私も日本大学工学部のML(非公認)を管理していますし、日本大学ML(非公認)に参加しています。これらMLでは、身近な学校の話題や、パソコンの使い方で分からないところを聞いたりするといった井戸端会議になっています。

 次に機械屋さんにとって楽しめるホームページを紹介していきたいと思います。これらのホームページは、10月25日に確認されたものであって、みなさんが読む頃には,引っ越しや無くなっているホームページもあるかもしれません。そのときはあしからず。
● 日本機械学会
◆ http://www.jsme.or.jp/
■ 他の学会へのリンクやイベント情報があります。一部、論文の題目がついていて機械学会論文集を購入するときの参考になります。

● ASME  アメリカ機械学会
◆ http://www.asme.org/index.html
■ 日本のそれよりはるかに中身が濃いです。日本のホームページは厳密に管理されたものが多いですが、アメリカのホームページは柔軟だと言えます。

● 日本大学航空研究会
◆ http://www.aero.cst.nihon-u.ac.jp/hpv/nasg.html
■ 日本大学理工学部のサークルで鳥人間コンテストでは毎回好成績を修めています。人力飛行機や航空関係のリンクが豊富です。

● Decavitaor Human-Powered Hydrofoil
◆ http://lancet.mit.edu:80/decavitator/
■ 時速34km/hの世界記録を持つ人力船のホームページです。水中翼で浮いて走ります。

● 機械、部品製造業のリンク集
◆ http://www.iijnet.or.jp/csj/Yellowpage-j/corp/machinery.html
■ 企業のリンクがあります。多くのホームページが就職情報を載せているので就職の参考になるのではないでしょうか?

● INDUSTRY WEB
◆ http://shinshu.online.co.jp/business/industryweb/
■ 物作りを愛す人のホームページです。各種製造業のリンクがとても豊富です。

● ものづくり情報広場
◆ http://www.ari.co.jp/factory/link.html
■ 見学ができる工場のリストや仮想工場見学できるリンクがあります。仮想工場見学とはWWW上で工場を見学するもので、コニカのフィノレム工場,日産九州工場,東芝のDVDディスク、大同特殊鋼の生産システム、などを見学できます。

● 工場見学をしよう
◆ http://peach.kjb.yamanashi.ac.jp/group/koukoken/myfactory.html
■ 小学生用の工場見学ぺ一ジです。小学生用といっても内容が濃く、見ていて面白いです。

 以上あげたホームページは、私が日本の検索エンジンで探したごく一部のホームページです。これが世界中まで手を広げますと、それこそ星の数ほどのホームページが出てきます。WWW探索ができる人は、世界まで目をむけて情報収集をするともっと面白いホームページを見つけることができるでしょう。

 最後に、読者の中でインターネットを利用できる環境にある人はどのくらいいるでしょうか?インターネットに接続したいと思っていてもできないでいる人が多いと思います。こうゆうことは学校側がサポートするべきなのですが、私の通っている大学を含め自由に使わせてくれるところは少ないです。みなさまも、学校側に期待しないで自分でインターネットを使う環境を整えた方が良いと思います。
 これを機会に、インターネットに触れる人が少しでも増えてくれたら幸いです。


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