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大学生活6年目を迎えて

八戸工業大学大学院工学研究科
機械システム工学専攻
M2年  内山 恒久

 私が八戸工業大学に入学してから,今年で6年目を迎えました。「住めば都」とはよく言ったもので,学部の一年生として大学に入学したての頃は周りに何もなく不便なところだと思っていましたが,ここ数年はそういったことも特に感じることも無く(これは八戸での生活に慣れたことや,自分の車を持つことができるようになったためだと思います。)学生生活を送っています。
 大学について説明すると,八戸工業大学は八戸市内にあるのですが,市の中心からは少し離れており,すぐ隣は岩手県といった場所に位置しています。大学の周りには特になにも無く,あるのは学生用のアパートおよび下宿ばかりで,さらにこれを取り囲むようにある山々が周囲に見えるといった環境で,いわゆる“田舎”の大学です。また,春・夏には大学の敷地内に“うみねこ”が飛来するといった大変のどかな場所でもあります。このような環境のためかは解りませんが,大学全体も何となくのんびりしているように感じられ,その中でも学生(私も含めてですが。)が非常にのんびりしているというのが私の大学に対する印象です。
 このようなのんびりとした大学ですが,このところいくつか大きな変化が大学内で起こっています。その一つは,昨年から大学院の修士課程が開設され,さらに来年から博士課程が開設されること,もう一つは学内LANが今年の11月から動き出すことです。どちらのことについても他の大学からすれば当たり前のことのように聞こえるかも知れませんが,大学院の開設および今まで計算機室まで行かなければ利用できなかった計算機ネットワークが学内のどこでも利用できるようになることは,八戸工業大学にとって大きな変化なのです。そして,現在これらの運営のために多くの人が努力しています。しかし,これらの運営にあたって,一部の学生は積極的に参加しているものの,中心となっているのは教職員の方々ばかりというのが現状です。私自身,これまで自分のことばかりに一生懸命でほとんど何もできていないと感じています。また,開設されて2年目となる大学院はM1,M2の学生がそろったにも関わらず未だに院生会も発足しておらず,専攻の違う学生との交流が今のところ全く無いといった状態です。これについては,自分の研究を行っていく上でも他の分野の情報が必要になることが多いと思うので,そのような場合に気軽に話のできる場として絶対に必要なものだと考えており,かなり遅くなってしまいましたが何とか年内に発足させたいと考えています。
 とにかく,八戸工業大学は今大きく変化してきていますが,その中心となる学生企体の活動がまだまだ不十分です。そこで,これからは学生全体が主体となっていろいろなことが進めていけるような方向に向いていったらいいと考えますし,またそうなるように努力していきたいと考えています。


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